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​BACK STAGE

2020年度春学期は新型コロナウイルス感染拡大への対応のため、実習のスタッフワークは非常に多くの難問を抱えてのスタートとなりました。集うことが叶わない状況下で余儀なくされた「キャスト・スタッフ完全分離」での運営によって、それぞれの部署に所属するプロダクションメンバーと協働して、その成果を観客へ届けるまでを本分とする玉川の舞台創造は暗礁に乗り上げたかに思われました。

しかしながら、これからの舞台芸術を担っていく若い世代のエネルギーは止まることを知りませんでした。今もなお先の見えないこの未曽有の危機の中で、玉川に受け継がれてきた舞台創造の灯を絶やさないためにはどうすべきか、今だからこそ出来る創造活動とはどういうものかを模索し、今日まで歩みを進めてきました。スタート時にこそ混乱していた学生たちも、柔軟な思考で意欲的に新しい学修に取り組んでいます。

スタッフ一人一人が多角的視野を持ち、台本の立体化に向けて試行錯誤を繰り返した過程と成果をここに記録しておきたいと思います。

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